米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題をめぐり、岡田克也外相は26日朝、ルース駐日米大使と都内の外務省飯倉公館で会談し、日米で実務レベルの検討作業を開始することで合意した。北沢俊美防衛相も同日午前の仲井真弘多(なかいまひろかず)沖縄県知事との会談で「普天間を名護市辺野古にそっくり移す現行案は極めてゼロに近くなった。われわれは分散移転でいろいろな案を考えている」と表明。政府は31日の政府案取りまとめに向け本格的な調整に着手した。
政府は、米軍キャンプ・シュワブ(同県名護市)陸上部に600メートル級のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)を建設し、最終的には米軍ホワイトビーチ(うるま市)沖合を埋め立てて代替基地を造るという「2段階移設案」を検討しており、岡田氏はルース氏との会談でこうした案を提示したとみられる。 岡田氏は同日午前の衆院外務委員会でルース氏との会談について「検討途上にある(移設案の)現状について説明した」と述べた。 一方、沖縄県との調整のため沖縄入りしている北沢氏は、25日夜に引き続き、仲井真氏と県庁で会談し、「基本は沖縄の負担軽減だ。一方的に進めるのではなく頻繁に情報交換をしながらやっていく」と県側の理解を求めた。これに対し、仲井真氏は「県外へ、というのは県民の強い要求、要望だ。それを踏まえていい形でまとめてほしい」と県外、国外移設を改めて求めた。会談後は「明確な話がなかった。協議以前の感じだ」と語った。 鳩山由紀夫首相は26日朝、首相公邸前で記者団に「(一連の会談で)段取りなどの説明をスタートした。外相も週末から外遊するから、その前にということで会談を始めた」と説明。対米、対沖縄交渉について「強い決意をもって理解を得る。必ず5月末までに決着させる」と述べた。 【関連記事】 ・ 普天間問題 米司令官が訓練の県外移転に難色 ・ 普天間移設はシュワブ陸上−ホワイトビーチの2段階で ・ 鳩山首相「1年生議員に仕分け人になれと言ってない」 ・ 普天間でリーダーシップを 渡部恒三氏、首相にエール ・ 亀井氏、「自主防衛力の強化を」 ・ あれから、15年 地下鉄サリン事件 ・ <殺人容疑>父が37歳息子をハンマーで殴殺 愛媛(毎日新聞) ・ 【あれから、15年 地下鉄サリン事件】(5)心救われない被害者(産経新聞) ・ 国際緊急援助隊救助チーム、最高レベルの評価を獲得(医療介護CBニュース) ・ <広島市議会>五輪の予算を削除 特別委で可決(毎日新聞) ・ 戸田市長選 神保国男氏が4選(毎日新聞)
by wijmyfdke8
| 2010-03-26 18:11
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